Archives / 2005年10月

2005/10/28 (Fri)

 [ BOOK ] よしながふみ『大奥』1巻(白泉社ジェッツコミックス)

大奥 第1巻 (1)

大奥 第1巻 (1)

  • 作者: よしなが ふみ
  • 出版社・メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2005/09/29
  • メディア: コミック
  • ASIN: 4592143019


読了。今年43冊(小説4、漫画39、その他0)。


 とある村から起こった未曾有の大疫病は、日本の人口構造を大きく転換させた。年頃の男性が次々と死に絶えた結果、女性が働き手の主となるところとなり、その結果男女の役割を交換せざるを得なくなる。江戸幕府も三代将軍以降女系が相続するとなり、いわゆる大奥は女人禁制の城として、美男三千人を召し抱えることになる――近年大ブームの『大奥』モノを百八十度転換した、パラレル江戸時代の歴史大作、ここに開幕。……といっては見たモノの、スズキトモユさんが解説しちゃったのでかぶらないように紹介するの難しいよ! あやまれ!(誰に。)


 『西洋骨董洋菓子店』が月9になったりして今や売れっ子作家となったよしながふみさんですが、耽美系作家の一翼を担うことでも知られています(中村春菊さんとかこうじま奈月さんとかのライン?)。のでいわゆる掛け算が大好きな婦女子の方々は楽しめること請け合いです……が、本筋はそこにあるのではなくて。

 第一巻は彼女がいるにもかかわらず婿入りしたくないためだけに大奥に潜り込んだ水野を中心に、『男だらけの世界』を描いていきます。モーホーの気があったり、あるいは出世のために上司に取り入ったり(場合によってはそのままむにゃむにゃ)、と怪しい世界はあることにはあるのですが、何よりも男らしい水野のさわやかさが中和してくれますね。

 そして七代将軍家継が逝去すると、紀伊からやってきた新将軍が幕政の大改革に取りかかる……この女性こそ、(史実では)後に享保の改革を行うことになる、八代将軍徳川吉宗である。


 ちなみに将軍交代についてはほとんど史実通りだし、加納久通自身も実在の人物*1だったりして(吉宗登場後すぐ罷免された『間部』とはおそらく間部詮房のことだろう)、その辺は意外と史実に忠実だったりする。吉宗が水野の危機に下した判断はそのまま「姐さーん!」と叫びたくなるようなあっぱれな結果で、見事なハッピーエンドを見せてくれました。後味が凄くいい。この辺で、『素晴らしい!』としか言いようがないです。


 で、第四話では吉宗はパラレル江戸時代における謎に挑んでいくことになります。それは……まぁ、読んでみてのお楽しみと言うことで。


 個人的には提出されている謎以外にも色々あって、本来の『大奥』にある実母と正室の差が、母体が一つの場合区別がつきにくい……といった男女交代によるさまざまな変更と性差論への影響が見所かなぁ、と思います。漫画で哲学をテーマにするなら、ジェンダー論に関わってきそうです。いろんな事を考えさせてくれそうで楽しみ楽しみ。次巻も買うと思います。面白かったです。

  • *1: 1673~1748 延宝元年、政直の次子として生れ、孫市角兵衛江守と称す。同族久政の養子となり徳川吉宗に仕える。主君が将軍を継ぐに及び江戸に移り、享保三年に側役となり伊勢国に采地一千石を給され、従五位下近江守に任ぜられる。翌年、下総に於いて一千石を加増され、のち一宮(千葉県)を居處として一万石を領するに至った。延享二年、若年寄に進み寛延元年八月十九日、七十六歳歿。以上、ウーマン・エキサイト・オークションの説明より。
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 [ BOOK ] 神谷悠『翔迷宮・石迷宮』(白泉社文庫)

翔迷宮・石迷宮

翔迷宮・石迷宮

  • 作者: 神谷 悠
  • 出版社・メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2005/09/15
  • メディア: 文庫
  • ASIN: 4592886364


読了。今年42冊(小説4、漫画38、その他0)。

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 [ BOOK ] 加藤元浩『Q.E.D. - 証明終了』22巻(講談社月刊少年マガジンコミックス)

Q.E.D.―証明終了 (22)

Q.E.D.―証明終了 (22)

  • 作者: 加藤 元浩
  • 出版社・メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/10/17
  • メディア: コミック
  • ASIN: 4063710114


読了。今年41冊(小説4、漫画37、その他0)。

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2005/10/21 (Fri)

 [ DAYS ] カウンター至上主義も今は昔

 思考の残滓と金曜日。とりあえず、合間を見つけて小説を書き書き。僕の場合、やはり自分が一番最初の読者というのもあるので、どうしても自分の読みたい話になってしまう。それが受け入れられるかどうかは別だけれど、正直「同じ事書いてるな、プ」って言われれば終わりだし、逆に言えばそれぐらいしか自分の引き出しがないのだろう、と改めて感じる。


 石野さんの日記を読んで思うことは、かつて先行者等で有名になった「侍魂」が提唱した「アクセス数=経験値説」そのものが終わりを迎えたんだな、と思ったことです。結局、僕みたいに新たな読者を獲得しようとかあまり考えていない人としては、アンテナからのアクセスがほとんど全てだし、それ以上の物もそれ以下の物もあまり無いのである。こうなると新規開拓は難しい。


 これを言うと良く反論されるのだが、僕は常々ウエブ上の日記に本当の日記を書くな、と思っている。これはどういう事かというと、ウエブ上の日記というのは他者に読まれることを想定している、いわば交換日記よりももっと開かれたものだ。訪問者にとっては、その人がネームバリューがあったり、親しい仲だったりしない限り、その内容を見て判断する。僕にとっていわゆるウエブ上に本当の日記を書いている例としては、殊能将之さんの例が考えられるけれど、それでもサービス精神の一つとして更新は頻繁に行われているし、どことなくほほえましさすら感じる。問題は、もしこれが殊能さんじゃなかったらと考えると、ブログ作者はネームバリューをカバーするだけの筆力が必要になるんじゃないかな、と思います。極論を言えば、他者にとって有意義でないサイトに存在する意義がありますか?(この場合の有意義とは、暇つぶしも含みます)……といいたいわけです。かつて自分の知り合いで「ウエブだろーとなんだろうと、日記なんだから日々過ごしたことをありのままに書くのが日記だろう」と言っていた人がいますが、僕はそれに対して「それも日記の一つではあるけれど、読者にとって面白いか否かが基準だろう?」と思ったのです。


 最近よくブログに不謹慎なことを書いて2ちゃんねらー等に突っ込まれる人が多いんだけれど、『ツッコミ上等、俺はしらね』というよっぽど自己中心者でなければ、サイトを公共の場に公開している事の意義を理解していないんじゃないかな、と思います。僕だって結構あくどいことをやってるかも知れませんが、それはブログに書く予定も可能性もありません。それを読んだ人が不快に思うであろう事が目に見えているからです。ネットに個人情報や武勇伝を書いたり、文句を書いたりする人は、その文句が人格そのものである、という感覚で見られます。ネットが原則特命社会であるからこそ、実名でブログを書こうとする人は、いわゆる『叩き』に合うこともリアルで確認しておいた方が良いでしょう。あなたのブログを読む人は、決してあなたの知り合いだけではないんだよ、とこの個人情報保護が叫ばれるご時世だからこそ、身につけておくべき知恵なのかも知れません。話がいい感じにずれたところで今日はおしまい。こういうことを書くつもりじゃなかったんだけどなぁ(苦笑)。

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2005/10/20 (Thu)

 [ DAYS ] 誰も猫には懐かない

 気が向いたら木曜日。最近更新自体があまり意欲がわかないなぁ。小説書いてるからかな。小説を書いたりパズルをしたりすると、その作品(あるいは問題)の世界に自分が入り込んでしまうので、ほかのことが一切手がつかないです。読書においてもそうなんですけれど。相変わらずマルチタスクが苦手だなぁ、と思います。


 ミステリ経験値とかその辺の話をしようかと思いましたけれど、そこはそう、気が向いたら。気が向いたら更新、の方が僕の性根に合っていますね。本にするつもりはないので毎日更新、ということはしないでしょうけれど。今月だけで両手に数えるぐらいのエントリしか書いていませんねぇ。困った物です。別に書けば書くほどどうかなる、とは僕は正解だとは思いつつも手放しで賛成はしません。それはつまり、もし自分がいくら書いても、あるいは仕事をしても一向に改善されない場合はPDSとかPDCAとか言われる物ですけれど、「計画(Plan)」「実行(Do)」はしても「検証(See,Check)」とか「対策(Action)」が十分なされていないのでしょう。「何故上手くいったか」「何故上手くいかなかったか」という因果関係を考えることが重要です。それはエンターテイメントでも言えることで、「何故面白かったか」「何故つまらないか」の分析をするのも一つの手立てだと思うのです。もちろん、作品を貶すだけでは駄目で、どういうところが好印象だったか、そこを膨らませることによって良い作品が生れるのではないかな、と考えてみたり。そんなことを天樹先生の日記を読んで思いました。まぁ、思うだけですけれどね(苦笑)。


 まぁ、べつに(苦笑)を使う人を信用しないのは良いと思うんですけれど、僕は(笑)を使う人も信用出来ませんけれどね(笑)。まぁ、文章に感情を出すってことは冷静になれてない証拠ですから。冷静になろうとも思いませんけれどね。そんな塩梅。

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2005/10/14 (Fri)

 [ DAYS ] 右とか左とか

 書いたり書かなかったり金曜日。時々僕は連投することがあります。結構躁ですから。


 魔王14歳の幸福な電波 - 書評右翼・書評左翼が流行っているらしいので少しやってみた。説明はめどいのでマルバツのみ。

【書評右翼】

×批評派

×☆☆☆☆☆で五段階評価

○だ・である調

×もう何年も傑作を読んでいないと主張

○劣化とかデッドコピーとか言う

○ジャンル分けが好き

×客観的評価であるかのように「駄作」と言う

×批判目的で嫌いな作家の本を買う

○本を壁に投げたことがある

×「今はもう惰性で読んでいる」を多用

×地雷と呼ばれる作品に積極的に手を出し、生き生きと散々に貶す

×「こんな本読んでる奴は本当に凄い小説を読んだことがないんだろうな」とか言う

○フェア・アンフェアにこだわる

×自分の予想を外されたら評価を下げる

○自分の予想通りに進んでも評価を下げる

○悪貨は市場から駆逐しないといけない

×ときどきツンデレ

○実はアフィリエイトやってみたい

×ジュブナイルポルノにちょっと興味がある

×『わたしたちの田村くん』を読もうか迷っている

×獣人毒者


【書評左翼】

○感想派

×あらゆる小説は平等に面白い

×作品に点数はつけられない

×ですます調

×面白くないと思ったら、それは読者の読み方が悪いから

○五冊に一冊くらいの頻度で傑作に当たる

×他の著者との類似点を挙げて人に薦める口実にする

×ジャンル分けを極端に嫌う

×客観的評価であるかのように「傑作」と言う

○「この文章は主観的なものです」と但し書き

×嫌いな作家はいないとうそぶく

○「癖が強いので」「読み手を選ぶ」「人によって好き嫌いが大きく分かれる」を多用

○欠点を指摘せず良い所だけ誉める、または欠点を味と言い換える

×「ミステリーだと思ったらホラーだった。一本取られた!」むりやり誉める

×地雷と呼ばれる作品に積極的に手を出し、「これはこれで面白いと思うよ」とうそぶく

○本当につまらなさそうな作品は本能的に避ける

○本当につまらなかった作品は読まなかったことにする

○実はアフィリエイトやってみたい

×ジュブナイルポルノにちょっと興味がある

×『わたしたちの田村くん』を読もうか迷っている

×獣人毒者

 で、結果は。


 左翼8:右翼8で踝は中道と判明しました。……なんだつまんねーの(そういうことを簡単に言わないように)。

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2005/10/13 (Thu)

 [ DAYS ] FOOLとSTUPIDってどう違うの?

 いくら僕がへたっていても世界は回っていくんだよね木曜日。そう思うと少し切ない気持ちになります。例えばのまネコ問題をこっそり追っていたら(更新しなかった理由の半分はこの問題をひたすら追っていたというのもある)、気がつかないうちに急転直下になったりして、結局は「実質的にパクリを認めたって事で良いんですね?」と言う質問(挑発?)への回答がなければ収束かな、という感じになりそう。無ければ収束、というあたりがにんともかんともだけれど。なんだか歯の奥に何かが挟まった言い方しかできないんですけれど。いつの間にやら議論の根本をみんな勘違いしているような気がするし。


 という最中に、弟からの誕生日にマイヤヒCD(のまネコ付き)*1を貰ってしまいました。……もう何も言うまい。


 弁天ヶ丘駅駅長・森トーマ、天国という名の駅へ……。ただただ、合掌。(本日、嘘はモラトリアムに来期の戦力とされていないことを通告した。より)

  • *1: 厳密にはCDに収録されているネコはのまネコではないらしいので、この表記は誤り。
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2005/10/12 (Wed)

 [ DAYS ] あたり前田のクラッカーは今でも普通に買える

 駄文症候群水曜日。ここ最近はほとほとノリが悪いなぁ。10月末までこんな感じかな。多分ね。

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2005/10/09 (Sun)

 [ DAYS ] めんどくさいなぁ

 はいではいではいでちゅれっほー日曜日(これ、そこ、踝が壊れた! とか取り乱さないように(笑))。うーん、なんとかやる気ゼロのまま生き抜いてますよ、ととりあえず現状報告。本読んだり、漫画読んだり、小説をたまに書いたり、勉強をたまにしたり、とそんな生活を送っております、大丈夫かなぁ。ぐだぐだですよ、ぐだぐだ。気の聞いた言葉も話せません。駄目だなー、時々インプットだけでなくアウトプットもしてやらないと。そんな感じの気まぐれ生活です。次回の更新は未定。気がついたら閉鎖してたりしてね。ちょっと不安定なのです。不安定な政局! 不安定な情勢! 不安定なタ○ガース株! 不安定なエ○ベッ○ス! ……なんか絶望先生みたいになってきたのでやめときましょう。絶望した!

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 [ BOOK ] 山田風太郎・浅田寅ヲ『甲賀忍法帖・改』2巻(角川書店コミックスエース)

甲賀忍法帖・改 (2)

甲賀忍法帖・改 (2)

  • 作者: 浅田 寅ヲ , 山田 風太郎
  • 出版社・メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2005/09/10
  • メディア: コミック
  • ASIN: 4047137545

読了。今年40冊(小説4、漫画36、その他0)。


 残り 伊賀・九、甲賀・六――ついに始まった伊賀と甲賀の忍法合戦。甲賀弦之介はそのことをつゆ知らず、伊賀の里で朧との逢瀬を満喫していた。長年の怨念の連鎖を断ち切るべく和睦へと向かっていた弦之介だったが、次々と倒される仲間を前に自ら立ち上がる。しかし、それは愛する朧を自らの手で討ち取ることにすぎなかった……。それまでの『甲賀』とは全く違ったサイバーパンク忍法帖、第2章。


 というわけで、両軍トップの幻術は『瞳』であり、弦之介の『瞳術』はいわば最強の矛、朧の『破幻の瞳』は最強の盾と言える。お互いの瞳を封じた場合、他の者同士によるサポートがどうなるか見物ですが……ああ、まだまだ待たねばならないですなぁ。楽しみであります。

 しかし、相変わらず浅田さんの漫画は一読ではわかりにくいです。その辺が読みごたえがあるところであるんですけれどね。


『前巻感想』→http://qed-jp.com/log/200502/252156.php

参考→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%B8%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF_%EF%BD%9E%E7%94%B2%E8%B3%80%E5%BF%8D%E6%B3%95%E5%B8%96%EF%BD%9E

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2005/10/06 (Thu)

 [ DAYS ] よーちぇけらっちょ

 ねみい木曜日。とりあえず忘れられるかも知れないので更新ぐらいはしておく。あとからどうなるかは知らん。


 しまったー、寝てたら通信大学の試験申し込み忘れてたー!……来月がんばろう、来月。

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#netaka :

お誕生日おめでとうといってみる。
またこっちきたら遊ぼうよ。

# :

ういっす。ありがとうございます。
気がついたら仙台永住も考えていたりいなかったり。どこか良い働き場無いかなぁ(そんな簡単な考えで良いのか)。